techné newschevron_right「ミヒャエル ボレマンス:アドバンテージ」記者会見レポート

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「ミヒャエル ボレマンス:アドバンテージ」記者会見レポート

By the editors of TECHNÉ, posted at 11:24 AM on January 14, 2014

2014年1月11日(土)から、原美術館(東京・品川)にて、ベルギーを代表する現代美術作家、ミヒャエル・ボレマンスの個展「アドバンテージ」が開催されています。

開催日前日には記者会見が行われ、来日中のボレマンスが登壇し、展覧会の概要について語りました。

「5年前に原美術館を訪れて、とても魅了されてしまいました。私は作品を展示する時には、少なすぎず多すぎずという事を考えています。この建物に限らず、もともと美術作品を展示するために作られた目的ではない建物で展示をするという事に興味をもっています。というのは、そうする事で、興味深い対話が美術作品と観客のあいだに生まれると思っているからです。

今回、作品を展示する作業はとてもスムーズに進みました。今回展示した作品は私自身が選んだものですが、絵の方から「ここに展示してくれ」と導いてくれたのです。ですから、私が展示作業を楽しんで行った様に、皆さんにも鑑賞を楽しんで頂ければと思います。」

質疑応答:文学的で謎めいたタイトルが多いのですが、絵の方がタイトルを招くのでしょうか?どの過程で名前が出てくるのか教えて下さい。

「決まったわけではなくて、すぐにアイデアが思い浮かぶ場合もあれば、描いているプロセスの中でタイトルが浮かぶ場合もあれば、タイトルをつけて自分のアイデア通りに進めたけれど、結果が考えていたものとは違ったものになる場合もあります。自分で言葉を作って当てはめる場合もあるのですが、タイトルをつけるのは難しい作業です。ですが、子供に名前をつけるように、私の作品全てに名前をつけたいと思っています。」

「ミヒャエル ボレマンス:アドバンテージ」の会期は、2014年1月11日(土)から3月30日(日)までとなっています。

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