「トーマス・ルフ展」開催

2016年8月30日(火)から、現代ドイツを代表する写真家であるトーマス・ルフの個展が開催されます。

トーマス・ルフは1958年ドイツ、ツェル・アム・ハルマースバッハ生まれの作家です。アンドレアス・グルスキーやトーマス・シュトゥルートらとともにデュッセルドルフ芸術アカデミーでベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻に学んだ「ベッヒャー派」として、1990年代以降、現代の写真表現をリードしてきた存在です。

本展はトーマス・ルフの初期から初公開の最新作までを紹介する展覧会です。ルフは初期に発表した高さ約2メートルにもなる巨大なポートレート作品で注目されました。それ以降、建築、都市風景、ヌード、天体などさまざまなテーマの作品を展開し、それらを通じ、現代人をとりまく世界のあり方についてのユニークなヴィジョンを提示してきました。

本展は東京国立近代美術館(東京会場)、金沢21世紀美術館(金沢会場)にて巡回されます。トーマス・ルフの国内美術展での本格的な回顧展は今回が初となります。この機会に是非ご高覧ください。

作品画像の転載・コピーは禁止

この記事を詳しく読む