ゲルハルト・リヒター「Painting 1992–2017」開催

2017年12月16日(土)から、ワコウ・ワークス・オブ・アート(東京・六本木)にて、ゲルハルト・リヒターの個展「Painting 1992–2017」が開催されています。

ゲルハルト・リヒターは、1932年ドレスデン(旧東ドイツ)生まれの作家です。1964年にミュンヘンとデュッセルドルフで初の個展を開催し、1972年のヴェネツアビエンナーレを皮切りに、ドクメンタ(5、7、8、9、10)など、多数の国際展に参加。1997年には、第47回ヴェネツアビエンナーレ金獅子賞を受賞しています。現代美術の巨匠として、近年も新作を発表しています。

本展は、ワコウ・ワークス・オブ・アートの開廊25周年記念展として、画廊が開廊した年である1992年から2000年代の油彩画5点、そして2016年から今年にかけて制作され、ケルンやドレスデンの美術館で公開されてまもない最新作の油彩画5点のほか、2011年に制作スタイルに大きな変化がもたらされる直前に描かれた抽象画も1点展示されています。その他にも、リヒターのエッセンスが凝縮された作品として知られる「Over Painting Photograph」(写真の上に油彩やエナメルで描いた作品)も展示されています。

「Painting 1992–2017」の会期は2018年1月31日(水)までとなっています。

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