ダニエル・アーシャムの個展がNANZUKAとペロタン東京で同時開催

2018年5月23日から、NANZUKA(渋谷)とペロタン東京(六本木)にて、ダニエル・アーシャムの個展が同時開催されます。

ダニエル・アーシャムは、1980年アメリカのオハイオ州で生まれで、現在はNYを拠点に活動をしているアーティストです。その作品は、「Fictional Archeology」(フィクションとしての考古学)というコンセプトに基づいた立体作品、ペインティング、インスタレーション、そしてパフォーマンスなど、多岐にわたります。これまでも世界中の数多くの美術館、国際展等で作品を発表しています。また、近年は映像作品の制作にも精力的に力を入れており、「Future Relic」と題した短編映画のシリーズを発表しています。

NANZUKAで開催される「アーキテクチャー・アノマリーズ」は、そのタイトルの通り「科学的常識、原則からは説明できない逸脱、偏差を起こした現象を含む構造」をテーマとした新作から構成されています。昨年のモスクワビエンナーレにおける個展「Moving Architecture」では、本展のシリーズを象徴する巨大な彫刻インスタレーションを発表し、大きな話題となりました。

ペロタン東京で開催される「カラー・シャドウ」では、アーシャム初となるブロンズを用いた鋳造作品が一堂に展示されます。アーシャムは常に一貫して幅広い実践をするとともに、作品と建築との関わりを重視しており、今回展示される子どもらしいぬいぐるみの形をした鋳造作品は、展示スペースでの作品同士の関係性に留意しながら戦略的に配置されます。その他にも、ポップカルチャーのアイデアに基づいた新作も展示されます。

「アーキテクチャー・アノマリーズ」と「カラー・シャドウ」の会期は共に6月30日まで。

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