©Ryoji Ikeda Studio
池田亮司、「第9回ナム・ジュン・パイク賞」を受賞
By the editors of TECHNÉ, posted at 08:15 PM on August 30, 2026

©Ryoji Ikeda Studio
日本を代表する作曲家・アーティストの池田亮司が、韓国のナム・ジュン・パイク・アートセンターが主催する「第9回ナム・ジュン・パイク賞」を受賞した。
池田は1966年岐阜県生まれ、現在はパリと京都を拠点に活動。数学的な精密さと美学を用いて、音や光、データ、物理現象などを組み合わせた没入型のインスタレーションやライブパフォーマンスを発表し、視覚芸術と音響芸術を横断するアーティストとして国際的に高い評価を得ている。
これまでに東京都現代美術館、パリのポンピドゥー・センター、台北市立美術館、ロンドンの180 Studiosなど世界各地で個展を開催。2019年には「data-verse」をヴェネチア・ビエンナーレで発表し、2025年にはアトランタのHigh Museum of Artや韓国・光州の国立アジア文化殿堂でも個展を開催した。
審査委員長を務めたソロモン・R・グッゲンハイム美術館の元シニア・キュレーター、ジョン・G・ハンハートは、池田についてナム・ジュン・パイクと同様に、新たな芸術表現がもたらす未知と冒険を受け入れる「真の先駆者」と評価している。
池田は受賞について、晩年のナム・ジュン・パイク本人と会う機会があったことに触れ、その作品が現在も自身の創作における問いと響き合っているとして喜びを語った。
授賞式は2026年9月8日、韓国・ナム・ジュン・パイク・アートセンターで開催される予定だ。