アリックス・クレオ・ルーボー「Si quelque chose noir」、ベルリンのGalerie Buchholzで開催
写真家Alix Cléo Roubaud(アリックス・クレオ・ルーボー)の展覧会「Si quelque chose noir」が、9月10日から10月31日まで、ドイツ・ベルリンのギャラリー「Galerie Buchholz」で開催されている。キュレーションはHélène Giannecchini(エレーヌ・ジャンネッキーニ)が担当。
Roubaudは1952年メキシコシティ生まれ。エジプト、ポルトガル、ギリシャ、南アフリカ、カナダなどで育ち、1972年にフランスへ移住した。哲学を学んだ後、1979年から本格的に写真制作を開始。セルフポートレートや長時間露光、暗室での加工を用いた作品で知られる。
本展では、1980年にフランス南西部のSaint-Félixで制作したセルフポートレートのシリーズ「Si quelque chose noir」を展示。カメラを三脚に固定し、10秒から30秒間シャッターを開いた状態で、その前を動きながら自身の身体を撮影した。撮影後は数カ月にわたり暗室でプリントを制作し、自身の身体を「絵筆」、ネガを「画家のパレット」と捉え、完成後にはネガを破棄している。
同シリーズは1982年にフランスで初展示され、翌年の国際写真祭「アルル国際写真フェスティバル」にも選出。Roubaudはその開幕を迎える約6カ月前の1983年、31歳で死去した。現在、作品はポンピドゥー・センター、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、シカゴ美術館などに収蔵されている。
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