Entertainmentchevron_right【RIZIN男祭り】朝倉未来が復活白星、クレベル秒殺KO負けの波乱──東京ドーム決戦を橘和奈が現地レポート

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【RIZIN男祭り】朝倉未来が復活白星、クレベル秒殺KO負けの波乱──東京ドーム決戦を橘和奈が現地レポート

By the editors of TECHNÉ, posted at 07:00 PM on May 7, 2025

2025年5月4日、東京ドームにて「RIZIN男祭り」が開催され、満員の観客が見守る中、全19試合の激闘が繰り広げられた。昨年の「超RIZIN.3」に続き、タレントの橘和奈さんが公式レポーターとして現地から試合の模様を伝え、大会の空気を熱く切り取った。

年間最大級の格闘技イベントとあって、会場には豪華カードがずらり。朝倉未来の復帰戦やフェザー級王座の移動といった、大きな波乱と感動の入り混じる一夜となった。

本記事では、全19試合の中から印象に残った3試合を、橘さんの視点とともにピックアップしてお届けする。

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第14試合:フェザー級ワンマッチ(66.0kg)

高木凌 vs. 秋元強真
勝者:秋元強真(3R 判定 3-0)

フェザー級らしいテンポの早い打撃戦となったこの一戦。序盤から秋元が前に出て、左ストレートを中心にプレッシャーをかけ続けた。高木も蹴りやタックルで応戦し、互いの強みをぶつけ合う展開に。

中盤、偶発的なヒザが高木の下腹部に入り試合が一時中断。再開後は秋元がペースアップし、打撃戦を制しながらグラウンドでも的確にポジションを取り、試合を支配した。

昨年末の敗戦から立ち上がった秋元の強さが光る、見応えのある一戦となった。打撃の種類も前回の試合よりもかなり増えたように思えた。

朝倉未来に憧れて格闘技を始めた彼が東京ドームという大舞台で活躍している姿には感慨深いものがある。秋元選手はまだ19歳という若さながら持ち合わせた格闘技のセンスを活かして、今後かなり飛躍するのではないかと思われる。

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第15試合:スペシャルマッチ(66.0kg)

朝倉未来 vs. 鈴木千裕
勝者:朝倉未来(3R 1分56秒 TKO・ドクターストップ)

朝倉未来の復帰戦として注目を集めたこの一戦。会場のボルテージは最高潮に。試合は朝倉が開始から主導権を握り、タックルからのテイクダウン、コーナーを使ったグラウンドコントロールで鈴木を圧倒。冷静かつ戦術的な展開が光った。

鈴木も打撃で反撃を試みたが、朝倉のカウンターとヒザで次第に追い詰められ、第3ラウンドには目尻からの出血が悪化。ドクターによるチェックの結果、TKOで朝倉の勝利が宣告された。

未来は打撃もさることながら、三角絞めを狙い鈴木を引き込んでいたようなのではないかという場面も見られたが、鈴木がそれを決められる前に避け続けているように見受けられた。

勝ちに徹した朝倉未来の泥臭さが現れたスペシャルマッチであった。

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第16試合:フェザー級タイトルマッチ

クレベル・コイケ vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
勝者:ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(1R 1分02秒 KO)

大会の最後を飾ったタイトルマッチは、まさかの早期決着に。クレベルがローで距離を取ろうとする中、シェイドゥラエフは一歩も引かずに前進。右クロスからの右ストレートが直撃し、クレベルがダウン。

すかさずグラウンドでパウンドを浴びせたシェイドゥラエフに対し、レフェリーが即座に試合を止め、62秒で新王者誕生という衝撃の結末となった。

クレベルの牙城を一撃で崩したシェイドゥラエフのインパクトは絶大だった。

彼は今後UFCにチャレンジするのではないかとファンの間でも議論が行われているが、適正体重がバンタム級であるためバンタム級でもrizinのベルトを獲っていくのではないかと想像してしまう。わたしは、今回KO勝ちしたシェイドゥラエフとケラモフの一戦を見てみたい。

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