アキ・カウリスマキ絶賛、北欧発のモノクローム作品『クロノス・カイロス』9月公開
フィンランドを代表するロックミュージシャンで、グラフィックデザイナーや作家としても活動するヘッラ・ウルッポの長編監督デビュー作『クロノス・カイロス』が、2026年9月11日より公開される。
本作は、離婚と喪失、孤独、そして再生をテーマに描く北欧発のモノクロームSF。数十本のミュージックビデオを手掛けてきたウルッポが、自身の体験をもとに独自の映像表現とブラックユーモアを織り交ぜて制作した。フィンランドを代表する映画監督アキ・カウリスマキからは「超現実主義のマスターピース」と評されている。
製作と共同脚本を務めたのは、フィンランドの町カルッキラで、カウリスマキとともに映画館「キノ・ライカ」を運営する作家ミカ・ラッティ。映画を上映する側として活動してきたラッティが、本作では作り手として作品に参加している。
物語は、誕生日の祝いの席で、女(ミラ・ルオティ)が男(トニ・プロトニ・ヤルヴィネン)に新しい恋人ができたことを告げる場面から始まる。突然の別れによって嫉妬と喪失に呑み込まれた男は、女が使用していたダンスポールを切断。壊れた均衡を取り戻すため、新しいポールを立てようと行動を始める。
やがて荒野へと向かった男は、甲殻類アレルギーを持つ殺し屋と出会う。奇妙な相棒となった二人はモノクロームの山岳地帯をさまよいながら、次々と起こる不可解な出来事へと巻き込まれていく。
音楽、グラフィックデザイン、映像など複数の分野で活動してきたウルッポの感性を落とし込み、シュールレアリズムとSF、ブラックユーモアを融合した『クロノス・カイロス』は、2026年9月11日より公開される。
『クロノス・カイロス』
(2025年/フィンランド/フィンランド語/70分/1:2.35/5.1ch)
監督・撮影・編集:ヘッラ・ウルッポ 脚本:ミカ・ラッティ、ヘッラ・ウルッポ 音楽:HRDMNN
出演:トニ〝プロトニ〟ヤルヴィネン、ミラ・ルオティ、カリ・レイニ、ミカ・ラッティ、テロ・ホーグルンド
配給宣伝:UPLINK、KUJIRA ROUTE